嘉峪関

嘉峪関に到着。

宇宙から見える世界最大の建造物、万里の長城。
その終点がどうなっているのか、さっき見てきた。

北京の近くの山海関から6000km続いた長城は、最後の関所[嘉峪関]を過ぎると、砂漠の中を7.5kmまっすぐに進んだ所で80mの断崖の川に阻まれて突然終わってた。

疲れた。もう無理。とでも言うようにあっけなく。

なんかすごく印象的な終わり方。。


他にも嘉峪関と、そこから山に向かって長城が伸びていく懸壁長城を見に行ったが、どれも良かった。

が!!
入場料が高すぎる!!
特に嘉峪関は100元もする。
ビールに換算すると33Pj(ピージョウ=ビール)。1Pj=620mlなので、実に20リットル以上である。
いくら何でも高すぎる。

ちなみに敦煌の莫高窟なんてのは60Pjにも達する。37リットル以上だ。
ありえん。

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昨日TVをつけたら、中央電視台が重量挙げの世界選手権を生中継していた。なかなか渋いチョイスだ。
イランのレザザデを見たかったが、残念ながら軽量級の日だった。

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毎日何もないところを走っている。
何もないってのは、とにかく何もない。
絶対乗り換えるのに黒磯駅前には何もないとか、別に俺んち来てもいいけど何もないよとかそんなレベルじゃない。視界に入ってくるモノといえば、道路、車、トラック、砂、石、草、空、雲、そして自分とその影くらい。

それが100km以上続いたりする。

ハミ〜安西間の360kmを東京〜仙台間にあてはめてみるとこうなる。
東京(ハミ)を出発してしばらくは林や畑があり、小山の手前あたりに最初の集落があるが、その後はずっと砂漠。何もない。で、次の町はなんと郡山。小山〜郡山間はひたすら何もない世界。郡山には食堂兼宿兼商店とタイヤ屋が10軒くらいある。
ちなみにこの類の宿にはトイレもシャワーもないことが多い。トイレどこ?って訊くと、数十km先まで続く乾いた大地を指定される。
次は福島過ぎたあたりに同じような町があって、あとは仙台まで何もない。

まぁこの程度なら風さえ吹かなければそんなに大変ではないけどね。
チベットなんか行ったら、標高5000m+悪路という状況下で集落もないのが何百kmも続くらしいし。


とまぁそんな何もない所を走ってると、最も存在感を放ってくるのが空だ。
だって、自分の目線の高さより上には空以外に何も見当たらないんだから。
言い換えると、前後左右上下、視界に入ってくるあらゆるモノのうち、ちょうど半分を空が占めるということになる。
平野にいればそれが普通なんだろうけど、山がち、森がち、ビルがちな日本ではなかなか気付かない。

空は美しい。
空のある一点では、地球上の全ての源である太陽が自信満々に燃え盛り、本来暗黒であろう空を美しい青色に染める。雲がある程度出ていれば、空は立体的になりなお美しさを増す。筋斗雲型の饅頭をガラス板の上にのせて、それを斜め下から見上げた感じ。それが思いのほか美しい。絶景と言ってもいいくらいだ。
自分の上から何十kmも向こうまで広がるような大きな雲に覆われると、今度は押しつぶされるような感覚になり恐怖さえ感じる。
この程度なら日本でも普通に見てたはずなのに、なんで気付かなかったんだろう。

夜になれば、当然満点の星空。地平線から地平線まで頭上全てが星。星の数ほど星が見えるので、星座の判別が難しい。月が出てる日はもう夜空は月の独壇場。まぶしくて直視できないほど明るく輝き、さすがの満点の星たちも月の輝きには立ち打ちできない。



そんな巨大な空や砂漠ともあと500kmくらいでお別れ(たぶん)。
その後山を超えれば、今度は大きな黄色い河が現れるはずだ。


海まであと3000km。
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by hide_o_81 | 2007-09-20 21:09 | 中国  

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