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Lisbon→Sevilla

ポルトガルはド田舎でした。
リスボンからテージョ川を船で渡りしばらく走ると、あとは何もなくなりました。
最初はオリーブ(?)の森が100kmくらい続いて、そのあと丘陵地帯が100kmくらい。
もちろん数十kmおきに町はありますが、集落みたいな小さな村ばっかで日本でコンビニにまみれていた自分としては結構きついもんがあります。
でもまぁ景色は素晴らしく、特に丘陵地帯は北海道をはるかに凌駕するスケールのでかさで、「うぉー!!」とか言って一人で興奮してました。しかし、そういう場所にはだらだらしたアップダウンが付き物。これまた大陸的スケールのアップダウンを前に、さっきの素晴らしい景色に対する畏敬の念が、2時間でただの憎しみに変わってしまうのは、チャリダーの悲しき宿命と言えましょう。

その後ポルトガルを出る前、ファロという町で2泊しました。
なぜそんなマニアックな町にとどまったかっつーと、サグレスに日帰りでショートトリップに行ってきたからです。サグレスには要塞と岬(サン・ヴィセンテ)があって、ロカ岬がユーラシア大陸の西の端なら、こっちは南西の端の地です。深夜特急でも、ここがユーラシアの果てとなってました。ファロから列車とバスとレンタサイクルを乗り継いで行ってきました。

いや、ここ本当に良かった!
ロカ岬よりも圧倒的に最果て感が強くて、どうあがいてもこの先海しかねー!って感じです。岬の先っちょの75mの崖っぷちで命がけで釣り糸垂れてるおっさん達もいい味出してました。
ポルトガルに用事がある人は是非ともここに立ち寄るべきです。
オススメです。

まぁ、ポルトガルはそんな感じっすかね。

で、国境の川を渡ってスペイン入り。
第2外国語で2年間スペイン語を学んだからポルトガルよりは少しは余裕かなと思ってたけど、わからなさはポルトガルと何ら変わらず。強いて言えば、数字がとりあえずわかる位。あと他は忘れちまってました。

スペインはポルトガルに負けず劣らずド田舎です。
昨日はオレンジ農園、今日はやはり丘陵地帯が延々と続きました。
今日はそれほどイライラは募りませんでした。

あ、そうそう、こっちはビールが安いです。
ジュースとだいたい同じ値段(もちろん水はタダじゃありません)なので、ここでジュースを頼むと損した気分になると思い、ついついビールを頼んでしまいます・・・。
あまりにも安いので(かどうかは分からんけど)、マクドナルドのドリンクメニューの中にまでビールがあります。地元の老夫婦が、マックでビールを片手にナイフとフォークでサラダ(か何か)を上品に食するという光景はなかなかに滑稽です。ちなみに自分はと言うと、マックチキンをビールで流し込む勇気はとてもありませんでした。

それで今に至ってます。

以下、写真。

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ロカ岬。とチャリ。荷物はこれの5倍くらいある。

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リスボンの街並み。

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リスボンの街並み。市電ばっかでごめんなさい。

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サグレス。向こうに見えるのがサン・ヴィセンテ岬。

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スペインの道。

by hide_o_81 | 2006-12-19 05:07 | スペイン  

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