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キルギス

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キルギス第二の都市オシュにチャリを置いて、乗り合いタクシーで首都ビシュケクへ。
目的は特になく、ただ宿が楽しそうだったから。

実際楽しかった。バザール行ったり、ビール飲みながらサウナ入ったり、湖に行ったり、ガスマスク分解したり、ウォッカのサマゴーン(密造酒)割りでゲロ吐いたり。

この宿で日本人チャリダーが同時に5人も揃った。今回の旅で会った日本人チャリダーは6人。そのうち5人がキルギスで会った人たちだ。でも僕以外はみんな西行き。


オシュに戻ると、宿のおばちゃんがチャリを預けている僕の事をほとんど忘れていた。
5日で戻るって言っといて実際に戻ってきたのが2週間後じゃぁ無理もないか・・・。


オシュから中国国境までの道は、極悪路の峠道。
だがそんなところを行く気力はこの頃はほとんどなく、カシュガルまで国際バスに乗ることにした。また轍が途切れる。

バスは中国製で、車体に漢字が書いてあるのが新鮮。

いよいよ最後の国が見えてきた。



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ガス水の自動販売機。
中央アジアでよく見かける。
トルクメニスタンで手動のガス水販売機を利用したことがあるが、やたらと甘くてますます喉が渇き、衛生的にも???なのでそれっきり飲んでない。



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オシュのバザールで。
夏に尾花沢からやってくる出張スイカ屋もびっくり。誰もわかんねーか・・・。



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ソ連車ってなんか味があるよなぁ。



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オシュからビシュケクへ向かう道。



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ビシュケクのバザール。



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肉バザール。
クサイ・・・。



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これ、キリル文字。ペクトパーじゃありません。
キリル文字のРはラテン文字のRに対応。同様に、С→S、Н→Nと変換していくと・・・。



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・・・。



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標高3000mのソン・キョル。
宿のメンバーでツアーを組んで行った。このゲルに泊まる。
静かな湖。



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これ、トイレ。
中に入ると、コンクリートの床に20cm×80cmくらいの長方形の穴が開いている。
それだけ。



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この子、土食ってた。



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なかなか良い所ではある。



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チャリで下りたいなー。



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帽子族、ミーティング中。



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北海道を思い出すなぁ。
向うに見える海みたいなのはイシク・クル湖。



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中央アジアのバスってのはとにかくボロイ。
でもカッコいい。



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スレイマン山から見たオシュの町。
ここらへんの町はずいぶんと緑が多い。



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オシュの新バスターミナル。
ウズベキスタンとの国境から1kmくらいの所にある。
ウズベキスタン内の各都市とを結ぶ便のために建設されたが、あるときウズベク政府がタジク・アフガンに潜む反政府勢力の活動を制限するために、国外からの車両の出入りを一切禁じてしまった。それによってオシュとウズベクを結ぶ便も消え、今やこのバスターミナルを発着するのは中国に向かうバスのみ。プラットフォームはたくさんあるのに停まってるバスは1台か2台。
廃墟のようなバスターミナルである。



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ソ連製トラック、КАМАЗ。
カマ・3ではなくカマスと読む。
フロントガラス中央のピラーがシブイ。
でもやっぱりボロイ。



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国境の町イルケシュタム。
チャリダーが何人かいて、バスで来た事をちょっと後悔。

# by hide_o_81 | 2008-02-23 14:27 | 振り返る ~アジア編~  

ウズベキスタン

旧ソ連といえば、腐った役人。
ウズベキスタンの入国でやられた。

税関の職員に所持金チェックを求められ、まんまと100ドル札数枚を取り出してしまった。ここまで物を盗まれたことなどなかったので油断していた。
「俺は日本に行ったことがあるぞ。ナリタだろ、ナリタ」
などとめちゃくちゃどーでもいい話にいちいち反応してたら、いつの間にか100ドルすられていた。しかもこのときは全く気付かず、翌日宿で金を勘定して初めて気付くという有様。
あー、情けねー・・・。
つーか悔しすぎる!
100ドル盗られたことよりも、奴の手に100ドル渡ったことが悔しい!
ちくしょー!


ブハラで体調を崩した。
上からゲロゲロ、下からゲリゲリ。
気温45度、体温は40度。
食べ物は脂っこいものばっか。しかも基本的に羊。
んなもん食えるわけねー。
このときはそうめんに1万円出してもいいと思った。

宿のおばちゃんが医者を呼んでくれた。
英語もろくにしゃべれず、注射器を部屋に忘れていくような医者だったが、生まれてはじめての点滴を4本(400円)を打ってもらい、怪しげな薬を大量に飲んでだいぶ良くなった。

7日の休養の後出発したが、すぐにダウン。
振動が胃に響く。
予想外の砂漠に突入し、フラフラになりながら道路工事の小屋に助けを求める。

スープを作ってくれたり、ベッドを提供してくれたり、厚いもてなしを受けてどうにか回復。
だがやはり出発してすぐ悪化。

サマルカンドで10泊、タシケントで12泊して休養をとりながら進むが、フェルガナ盆地へ入る峠の手前でダウン。水以外全く受け付けず、お茶だけで嘔吐。まっすぐ歩けない。つーかほとんど動けない。レストランの座敷みたいな所で寝て、翌日ヒッチ。車で峠を越える。
ついにロカ岬から刻んできた轍が途切れてしまった。

ナマンガンという町で車を下ろされる。
アルカイダと繋がりのあるウズベキスタン・イスラム運動のメンバーを多数輩出するこの町で、フラフラの身で宿を探す。が、なぜか全く見つからない。
途方に暮れて商店の前に座り込んでいると、店のおばちゃんがウチへおいでよと言ってくれた。心のこもった夕食。
中学生くらいの息子は、将来は日本の大学に行って勉強したいと言った。あの子なら実現できそうな気がする。

翌朝、出発間際におばちゃんがケバブでも食べな、と500ソム札を2枚くれた。日本円にすると100円程度だけど、一生の宝物にしよう。



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道路工事のおっさんたち。
工事現場には大体彼らの小屋があって、行くと歓迎してくれる。
衛生状態は・・・。



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ウズベキスタンの朝。



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以上、ブハラ。
歩いていてかなり楽しい町。
メシさえまともなのがあれば・・・。



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カフェ(レストラン)にて。
3時間くらい昼寝させてもらう。
この子らがスーパーマリオをやっていたので見本を見せてやったら、彼らの僕を見る目が変わった。



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ハラショー?!
このじいさん、突然車でやって来てウォッカをがぶ飲みして車で帰っていった。
もちろん僕も飲まされた。



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憧れの街サマルカンドのレギスタン広場。
ここは中に入らずに外から眺めるだけの方がいい。



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青の都サマルカンド。



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これ全部お墓だって。



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サマルカンドの街。緑が多い。



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ティムールの墓の内部。
ぎらぎら。



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サマルカンドの宿、バハディールの主人の息子と孫。
この孫がむっちゃくちゃ可愛い。
「ハロゥ!」が口癖。



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用水路で泳いでいたガキンチョたち。
涼しそう・・・。



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道端のスイカ・メロン屋。
ウズベキスタンではしょっちゅうお世話になった。



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タシケントの日曜バザール。
最強のガラクタバザール。
思わず旧ソ連軍のリュックと軍服のボタン、黒電話のダイヤル部分(ソビエトのロゴ入り)を購入。



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カムシャフトとかベアリングとかフライホイールとか。
これ全部売り物。



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この統一感のなさ。素晴らしい。
兜があるのがナゾ。その隣の緑の物体はガスマスクのフィルターのカートリッジ。



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ウズベキスタンで見つけた奇妙のもの。

一段目左:オプティカ(眼鏡屋)の看板。

一段目右:女の子用もあるよ。КУЗはテュルク系の言語で女の子という意味。でも読み方は「クズ」。

二段目左:近年ウズベキスタンには中国から大量にモノが入ってきているらしい。そのうち殺虫剤入り餃子も・・・?

二段目右:これほどインパクトのあるチャリは見たことがない。巨大泥除けに大量のリフレクター、そしてデュアルバックミラー。前輪右側に見えるのはおそらくバッテリー。その電力で、日本のヤン車ばりに大音量で音楽を垂れ流し、夜はホイールのLEDがギラギラ。シングルギアでサンダル履きというのがやや気になるが、ハンドルを持つ手が逆手というのがそれを帳消しにしてくれる。

三段目:自分、マネキンですから。

四段目:ヘイ!お待ち!

# by hide_o_81 | 2008-02-20 22:26 | 振り返る ~アジア編~  

トルクメニスタン

はい、お久しぶりです。
山から下りてきました。

写真で振り返る編再開します。
が、他にやることもあるのでさっさと終わらせちゃいます。
でもまだ先は長いなぁ・・・。

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僕が今回行った国の中で一番「どこ?それ」的な国、トルクメニスタン。
それはそれは奇天烈な国だが、それは前に熱く書いたので省略。
復習したい人はウィキペディアででも調べてみましょう。

イランからトルクメニスタンに入るとがらっと世界が変わる。
イスラム色がぐっと薄まり、女性もかなり薄着。
人々の顔立ちもちょっと薄味になった。ロシア人もちらほら。
飯は羊メインに。あまり美味しくないけど、うどんみたいなの(ラグマン)が出てきたのは嬉しかった。日本が近づいてるのを実感。
でも言葉はテュルク系に逆戻り。
気候はクソ暑くなった。

トルクメニスタンは国土のほとんどが砂漠。中国ほど巨大ではなく、40kmも走れば町がある。道がボコボコなのが一番しんどい。ソ連時代の舗装のまんまじゃねーかと思うような、ひび割れだの穴あきだので、神社の参道を走ってるような気分。前進する量よりも上下の振幅の方がでかいんじゃないかとさえ感じる。

この頃は、1日2リットル以上コーラを飲んでいた。
暑いから喉が渇くのだが、水だとなぜか腹が減る。気がする。
なわけでコーラばっかり飲んでた。
最低2リットルのコーラを積んでないと不安で仕方ないくらいだった。依存症レベルだな。
もちろん水もたくさん積んでるけどね。

トルクメニスタンで一番困ったのは、道路標識の類が皆無なこと。○○市は右、××町は左とかそういう案内板もほとんどない。国で一番の幹線道路を500km走って3枚くらいしか見かけなかった。
砂漠の中の一本道なら迷うことはないけど、街なかだと交差点があるたびに人に聞かなければならない。それが地味にめんどくさい。
ちなみに、「道を尋ねるときは何て聞くの?」という質問を受けるが、いつも地名を連呼するだけである。英語で聞いたって相手がわかるわけないし、現地語を使うまでもない。
自転車に乗って「トルクメナバット!トルクメナバット!」と連呼する東洋人に対して、「ふざけるなバカヤロウ!」と言って銃を突きつけてくる奴なんてどこにもいない。みんな親切に、時には余計なことまで教えてくれる。


トルクメニスタンで一番悔やまれるのが、首都アシガバードに行けなかった事。以前書いたように、チャリにはギリッギリの5日間ビザしか持ってなかったので寄り道する理由なんてなかったのだが、この国で一番の見所である回転する黄金のトルクメンバシュ像が拝めなかったのは痛恨の極みである。



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この男こそが、神に仕える民族の指導者トルクメンバシュ。
その仰々しい名前とは裏腹に、あまりインパクトがない普通のおっさんである。
これは空港の近くで発見。空港から幹線道路に出ようとすると、真正面にこの巨大バシュが出迎えてくれる。



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こういうのを作る前に、案内標識を作ってほしい。



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回転しない黄金のバシュ像。
町に入ると何体も見かける。



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砂漠の真ん中にこんな町がある。
実は天然ガスが豊富で金はあるらしい。



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昼間は暑くて動けないのでこうやって日陰で休憩。
最初の2日間を共にしたスイス人たちと。



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ラクダ。
実にステキな動物。



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カラクーム砂漠。ご覧のとおり、砂漠と言っても完全な砂砂漠ではない。
ちなみにこの道は国を横断する大動脈。それどころか中央アジアと中東を結ぶメインの道路。



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平日の昼間に砂漠の真ん中でみなさん何やってんすか?



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昼間っからウォッカで乾杯!



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砂漠のカフェの三姉妹(?)。
トルクメン人は写真を撮られるときにスカーフで口を隠す人がいる。



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三姉妹の兄貴(?)。調理担当。
ポージングにはこだわりアリ。

# by hide_o_81 | 2008-02-19 19:43 | 振り返る ~アジア編~