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スペイン バレンシア・カタルーニャ地方

年越しはアリカンテという町で迎えた。大勢の旅行者と過ごしたクリスマスと違って、アラブ人がやたら多い怪しげな安宿での寂しい年越し。

一晩中爆竹やら爆音スピーカーやらが鳴り、ぎゃーぎゃー騒ぐバカもいてほとんど眠れなかった。しかも朝になって外に出ると街中ゴミだらけ。誰が片付けんの?
ヨーロッパの印象がかなり悪くなった。
やっぱ日本の年越しが静かでいい。


1月2日、バレンシアに到着。
地元の人達に混じって公園で日向ぼっこ。みかん食べながら本を読む。ヨーロッパではこうやって過ごすのがめちゃくちゃ楽しかった。それで半日つぶれることも少なくなかった。


宿の近くで奇妙な店を見つけた。
スペインでは(イタリアも)店の名前には「~eria」が付く事が多い。魚(Pescado)屋なら「Pescaderia」、靴(Zapato)屋なら「Zapateria」、ピザ屋は「Pizzeria」だし、喫茶店はもちろん「Cafeteria」だ。

その見つけた店の名前を見て笑ってしまった。

「Susheria」

スシェリア…。

寿司屋……。

さっそく突撃してみる。
店の外観は趣味の悪い日本風。なのに自動ドア。
カウンターとかは無く、巨大なガラスケースだけがあって、そこで惣菜でも売るようにSushiがギンギンに冷やされて売られている。どんなネタが置いてあったかは残念ながらほとんど覚えていないが、少なくともSushiと野菜サラダのセットはあった。Miso soupもちゃんと冷やされていた。

そして店の主人がまた奇妙だった。一見日本人だったので、いくらですか?と聞くが通じない。なんだ、見た目だけ日本人か。
よく見ると、わざとらしく頭に巻いている日本鉢巻が上下反対であった。何て書いてあったか忘れたが、せっかくのスタイリッシュなKanjiが逆さまである。彼が某高校の応援練習に参加したら、真っ先に野次が飛んできてプールサイドで3年生全員と向き合って正座させられるに違いない。

うーむ、店の写真を撮り忘れたのが悔やまれる。


バルセロナに近づくにつれて、道路標識がスペイン語とカタルーニャ語の二言語表記になった。この辺りはスペイン語と共にカタルーニャ語が公用語とされている。だが、カタルーニャ人の民族意識はかなり強く、たまにスペイン語の表記が黒く塗り潰されてるのを見る。逆にカタルーニャ語が塗り潰されてるのも見る。ちょっと面白い。

バルセロナでは5泊。
サグラダ・ファミリア教会のしたのベンチで日向ぼっこ。実に贅沢だ。他にもガウディ作のヘンテコな建物がたくさんあって、なかなか楽しい街。

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バレンシアの公園。


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カディスという町からずっと続いてきたN340号線の1000km地点。


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ape50。


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バルセロナ手前の海岸線。


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バルセロナのカテドラル(大聖堂)。


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サグラダ・ファミリア。これは東側。
西側にもう1セットあって、その間にもっとデカイ塔を建設中。


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これが西側。新しいのでのっぺりしている。
この看板はカタルーニャ語。「c」の下に「,」みたいなのがつく文字はスペイン語には無い。


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グエル公園。変なモニュメントがたくさんある。ガウディが作ったらしい。

by hide_o_81 | 2007-12-12 22:43 | 振り返る ~ヨーロッパ編~  

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